ポリフェノールとは
日常で耳にする機会が多いけど、存在自体はぼんやりしている立ち位置
ポリフェノールとはそんな存在ではないでしょうか。ポリフェノール=身体に良い
それは分かっているけど、こう聞かれたらあなたはどう答えますか?
ポリフェノールを3つ言ってみて?
え?ポリフェノールはポリフェノールでしょ?
こんな感じになる人は多いと思います。この記事ではポリフェノールの概要と魅力を専門用語はなるべく使わずに分りやすさ重視で解説していきます。
作者である私はサプリメントの製造者です。 レシピの設計から販売まで全て行います。 他業界から来た分、この業界の闇を感じる 部分があり正しい情報の発信者になる事を 決めました。サプリメント製造の為に得た 専門知識を元に正直ベースで解説します。
ポリフェノールの代表格
突然ですが皆さん、今から挙げる成分はどんな印象ですか?
- カテキン
- アントシアニン
- イソフラボン
- クロロゲン酸
- ショウガオール
身体に良さそうですか?悪そうですか
完全に体に良さそうなものの集まりですよね?私たちが普段何となく身体に良さそうだと思っている成分は実はポリフェノールの一種だった!なんて事があります。
ポリフェノールの働き
ポリフェノールは具体的にどのような働きをするのでしょうか。まずおさらいですがポリフェノールはほぼ全ての植物に含まれる色素や苦みの成分です。高い抗酸化作用を持ち、生活習慣病にも効果的です。例えばフランス料理は割と脂っこいもの多いですよね。バターやオイルはふんだんに使いますし、フォアグラなんて脂の塊です。
でもフランス人は食生活と比べて心臓系の病気は抑えられています。それは赤ワインのポリフェノールが関係しているのではないかとよく言われています。
赤ワインのポリフェノール含有量はご覧の通りです。
ポリフェノールの紹介
ここからはもう少し細かくポリフェノールを見ていきましょう。ポリフェノールの中でも代表的な5つの成分を紹介していきます。
アントシアニン
先程、赤ワインの話をしましたが、ワインに含まれるポリフェノールの多くはアントシアニンです。他にもタンニンやレスベラトロールなどのポリフェノールも含まれていて複合的に働いているのですが赤ワインポリフェノールの代表格はやはりアントシアニンです。抗酸化作用があり身体を若く保てる事や動脈硬化予防、視力の維持などの働きが特徴として挙げられます。
カテキン
言わずと知れた緑茶の殺菌成分です。これも実はポリフェノールです。こちらも抗酸化作用が強く、殺菌力も高いので胃や腸で大腸菌やピロリ菌の増殖を抑制してくれると言われています。つまり食中毒やガンを予防できる可能性があるという事です。更に口に含むだけで虫歯菌の抑制にも繋がりますし、口臭予防にも効果的です。西のアントシアニン、東のカテキンといった所でしょうか。
イソフラボン
ポリフェノールは生活習慣病の予防に効果がありそうですが、それだけではありません。美容関係でも重宝するのがポリフェノールの凄い所です。特にこのイソフラボンは美容液にも使われるほどで、髪や肌のハリツヤ、骨を丈夫に保つ、自律神経を整える、エストロゲン(女性ホルモン)に似た働きをして女性らしいしなやかな身体を形成するなど、嬉しい働きをしてくれます。
クロロゲン酸
これは先に挙げた3つと比べると若干ネームバリューで劣るかもしれませんが、近年注目度が高まっているポリフェノールの一つです。クロロゲン酸はコーヒー豆に多く含まれる成分で「コーヒーポリフェノール」と呼ばれています。コーヒーは血糖値の急激な上昇を抑えてくれますし、脂肪の燃焼効率を上げてくれる事でも知られています。ウォーキングする前の1杯のブラックコーヒーはダイエットにはとても効果的です。
ショウガオール
ショウガオールはその名の通りショウガに含まれる成分で、身体を温めてくれることで知られています。このショウガオールも実はポリフェノールなのです。ショウガに含まれてるとは言っても生のショウガからは殆ど検出されず、加熱する事で現れる成分です。
生ショウガにはジンゲロンという殺菌力の強い成分が含まれますが、加熱によってショウガオールに変わります。身体の深部で熱を産み出し、じんわりと温めてくれる温活にありがたい成分です。
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まとめ
このようにポリフェノールと言ってもかなりの種類がありますし、それぞれの働きも大きく異なります。自分のライフスタイルに合わせてこのポリフェノールと上手く付き合う事は、あなたの生活を今より更に豊かにしてくれるかもしれません。正しい栄養素の知識を身に着けてより健康な生活を目指しましょう!
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