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マグネシウムとは

マグネシウムとは栄養成分教室

マグネシウムとは

マグネシウムとはミネラルの一種です。
ミネラルと言えばカルシウム、鉄などが有名で、マグネシウムはなかなか目立たないポジションだったりしますが、量・質ともに非常に重要なミネラルです。

そんなマグネシウムを一言で表現するのであれば…

心優しきサポート役

こんな感じです。

マグネシウムは5〜6割は骨に含まれていて、残りの多くは各細胞内に含まれています。
他にも筋肉や、脳、神経、血液といった重要な場所にも含まれていて様々な場所で代謝を助けて私達の健康を支えてくれています。

カルシウムとの絶妙なコンビネーション

マグネシウムとカルシウムは絶妙にお互いを補い合っています。

マグネシウムと血圧

カルシウムは動脈を収縮させて血圧を上げる作用がありますが、マグネシウムは動脈を弛緩させて血圧を下げる作用があります。お互いにバランスを取ることで血圧のバランスを保っています。

マグネシウムと筋肉

マグネシウムとカルシウムによる「収縮と弛緩のコンビネーション」は筋肉の中でも行われています。私達が普段意識して動かしている手足はもちろんですが、心臓の鼓動は筋肉の収縮と弛緩の繰り返しです。カルシウムとマグネシウムは私達が意識しない所で大きな仕事をしてくれているんですね。

このことから多くの研究や動物事件でこのように言われています。
慢性的なマグネシウム不足は狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患の原因になる。

マグネシウムが不足すると…

マグネシウムが不足すると直接的な障害というよりは
間接的にじわじわと不調が発生します。
マグネシウムは骨の強化や、血流、血圧の安定などに深くかかわっている根本的に身体が必要とする栄養素です。

血流が悪かったり、血圧が正常でないと、脳に酸素が行き渡らず
「なんだか集中できない…」という状態になったり

気分がひどく落ち込んだりします。

深刻な場合は
骨粗しょう症や、心筋梗塞など、日常生活に関わる、時には命に関わるような
深刻な病の原因になってしまいます。

しかもこのマグネシウム不足の厄介な所は
基本的に気づかない所です。

集中力低下や気分の落ち込みを感じて
「あ!これはマグネシウムが不足しているな!」
という結論に至る人はほとんどいないですよね?

そうやって症状を無視して日常生活を続けるうちに、血流に影響し
血圧に影響し、代謝に影響し、どんどん悪い方向に進んでしまいます。

足りない栄養素を自分自身で見つけるのはかなり難しいので
日頃から「バランスの取れた食事」を心がける必要があるわけです。
とりあえず色々な栄養素を摂っておけばこのような不調は起きにくくなります。

というより、ピンポイントで〇〇が足りない!と把握する事はほぼ不可能なので
幅広く栄養を取るしか方法が無いですよね。

マグネシウム不足のサイン

そんな分かりずらいマグネシウムですが早い段階で
不足のサインを出す事があります。

みなさん、何も力を入れていないのに無意識にまぶたがピクピク動いているのを
経験した事はありませんか?

あれはマグネシウム不足サインと言われています。
基本的には無視していれば痙攣は収まるので特に意識されませんが
次回!まぶたが勝手にピクピク動き出した時は
「あぁ、もしかしてマグネシウム不足かな?」

と、思い出してください!

マグネシウムは現代人が不足しやすい

マグネシウムは不足する事が増えています。
厚生労働省が行っている「国民健康・栄養調査」によると
最近の日本人はマグネシウムの摂取量が少な目とされています。

何故かというと

・体外に排出されるから
・そもそも食事で補えていない

こんな理由が挙げられます。

体外に排出されるから


という事ですが、みなさん「ビタミンC」が
尿と一緒に身体の外に出ていってしまう事はご存知ですよね?

摂り過ぎたビタミンCや、吸収されなかったビタミンCはオシッコに混ざって出ていってしまいます!

マグネシウムも同じように、尿と一緒に排出される事が多い成分です。
精神的なストレスがマグネシウムの吸収の邪魔をしているとも言われています。

せっかく摂ったマグネシウムで、本来はしっかり吸収されるはずだったのに
ストレスが影響して身体がマグネシウムをスルーしてしまった、尿として出ていってしまった。
勿体ないですよね?
日常で疲れていると感じたら、たまには夜10時には寝るようにしてみてください。

そもそも食事で補えていない

マグネシウムは動物性のものにはあまり多く含まれていません。
肉や魚、卵、牛乳など、日常的に摂取しやすいものと言うよりは

玄米の表面部分、つまり米ぬかとして捨てられている部分や、大豆、ヒジキや昆布、ごまやアーモンドなどの種類

といった昔ながらの食材に多く含まれています。
実は昔の人はマグネシウム不足はあまり起こらなかったと言われています。
それは玄米を食べるのが当たり前だったからです。

白米に精米する際に捨てる部分はかなりバランスの取れた栄養が含まれています。
それに加えて海苔やヒジキなどの海藻も食べる機会が減ったので
当然現代人はマグネシウムが不足しがちになります。

ヨネキチには玄米の表皮、つまり米ぬかとして捨てられている部分、栄養素が豊富な部分をサプリメントにしたものがあります。
米ぬかは酸化しやすいので、麹菌を植え付けて専用の醗酵室で発酵させています。
それによって酸化しやすいという弱点を補いながら、発酵の過程で栄養価を高めています。

気になる方は是非お試しください。

天然の精神安定剤

という事でここまでマグネシウムの説明をさせていただきましたが
いかがでしょうか。少し印象が変わった方もいるのではないでしょうか?

カルシウムや鉄分と比べると地味なミネラルですが
不足すると精神的にも不調が出る事から、マグネシウムは
「天然の精神安定剤」と言われています。

本当に精神安定剤が必要になる前に、日常からバランスのいい食事を心がけて
しっかりと精神状態を整えておきましょう。

健康以外も支えてくれるマグネシウム

マグネシウムは栄養素として欠かすことの出来ないものですが、口に入れる以外にも大活躍しています。そもそもミネラルというのはmine=鉱物、金属を指しますからね。マグネシウムもノートパソコンや車のパーツ、スマホなどの材料に使われています。マグネシウム合金といって、軽くて強いんですよね。

しかしマグネシウムは燃えやすいので注意が必要です。車のパーツもアルミの方が人気なのは価格もありますが安全性も関係しているかもしれませんね。キャンプをやる方には身近なアイテムかもしれませんが、マグネシウムファイヤスターターなるものがあります。これはマグネシウムを含んだ棒状のものですが、空気中で熱を加えると閃光を放ち燃えるという性質を活かし、キャンプの火起こしに使われます。※キャンプと健康に関する記事はこちら

健康面でも実用面でも私達を支えてくれる大切な存在なのにどこか目立たないサポート役のマグネシウム。もしも人だったらスゴく優しい人だと思います。恋愛でいつも傷ついてしまう人は、次はマグネシウムみたいな人に出会えるといいですね。

今回はここまでにしておきましょう!

よねきち健康学では普段、栄養成分や、製造の裏側を発信しています。

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