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EPAとは|魚じゃないとダメな理由|サプリ製造者が解説

栄養成分教室

今回はEPAについて解説

健康診断に引っかかった人「LDLコレステロールが高い、と言われたけど
どうすれば良いんだろう。DHA EPAが良いとは聞くけど
DHAとEPAは何が違うんだろう…?」

こういった疑問にお答えします。

この記事のテーマ

【EPAの学び方】EPAがどういう成分なのか自然に理解できます

【脂と油の違い】DHA EPA とは? オメガ3と不飽和脂肪酸 よねきち健康学
製造者がサプリメントの裏情報や栄養成分を解説

それでは始めていきましょう。

EPAとは

EPAとは正式にはエイコサペンタエン酸の略称です。
主にアジやイワシなどの青魚に多く含まれています。

熱と酸に弱いEPA

EPAとDHAは身体に良いイメージがありますが、ともに弱点があります。
それは【熱と酸】に弱い事です。
出来る限り新鮮な油を生のまま摂取する事がとても重要になってきます。

DHAとの違い

基本的に首から下に作用されていると言われています。
これがDHAとの分かりやすい差の一つですね。DHAは首から上に作用すると言われています。

EPAとDHAは一緒にされがちですが、実は研究の歴史はEPAの方が長く
解明されているのが多いのもEPAです。

中性脂肪を減らしたかったり、悪玉コレステロールを減らしたい場合は
DHAの量よりもEPAの量を気にすると良いでしょう。
DHAの解説記事はコチラ

何故ここまで信頼されている?

epaは何故ここまで信頼されているのでしょうか。
それは先程少し話したように研究の歴史が深いからです。
EPAは元々、デンマークのダイアベルグ博士の研究で発見されたと言われています。それは1960年代でのことなので50年以上の歴史がある成分です。

心疾患に悩むデンマーク

当時デンマークでは多くの人が心臓病で無くなっていました。
今は心臓病という言葉はあまり使わず、「心疾患(心筋梗塞や狭心症)」と言いますね。
これは血液がドロドロになる事で血栓が出来るなどして引き起こされるもので
血液が大きく関係する病です。

当時のデンマークの人たちは肉が中心の生活で、豚や牛の脂を摂取しまくっていたんですよね。
それはもうコレステロール値上がりまくりの血液ドロドロです。
ダイアベルグ博士は「どうにかならんものか…」といった様子だったのではないでしょうか。

※こんな感じの表情をしてたのかな?

イヌイットの存在

そこでこんな話を思い出したのです。
デンマークから海を挟んだ先のグリーンランドにはイヌイットという民族がいて
雪に覆われた雪原で生活をしています。

イヌイットの人たちは怪我をして出血するとなかなか血が止まりにくいという
話がデンマークでは有名だったとか。
それはつまり血液がサラサラだからでは?!

野菜を食べないはずなのに…

ダイアベルグ博士はそこに注目して、イヌイットの人たちを対象に疫学調査を
開始しました。
彼らの生活を調べてみると、デンマーク人と同様に肉中心の食生活。。。
それもそのはず、雪に覆われた大地では野菜などほとんど育ちません

食生活自体は似ている両者

デンマークもイヌイットもたくさんお肉を食べる点においては共通していたんですねー。
しかしその後、驚きの調査結果が出ます。

死亡率の圧倒的な差

たくさんデンマークの人たちが心疾患で亡くなってしまっていた話はしましたよね?
その割合34.7%にも及びました。3人に1人以上の割合で心疾患が原因で亡くなってしまうのは
確かに焦りますよね。

それではイヌイットの人たちはどのくらいの割合で心疾患で亡くなってしまっていたのか?
何と5.3%でした。
約7分の1です!何故でしょうか!同じくらい肉中心の生活なのに
むしろ彼らは野菜をほとんど食べていないのに!

その理由がEPAにありました。
イヌイットの人たちの血液を検査した所、血液中のEPAの濃度が
デンマークの人たちと比べて明らかに高かったのです。

それはイヌイットの人たちが豚や牛などの肉ではなく、魚やアザラシなど、EPAが豊富な肉ばかりを食べていたからです。

医薬品とEPA

EPAの効果は分かりやすく、様々な臨床試験を経て、その効果は実証されました。
そして医薬品へと採用されるのですが、ここで1つ注意点があります。

PAは医薬品に使われる成分!凄い!と言ってEPAのサプリメントも同時に信頼されがちですが、濃度が全く違います
医薬品のEPAは魚の油から他の成分や不純物を取り除きまくった純度100%
近いものです。これがものすごく難しいようで研究者たちは血の滲む努力を
してようやく医薬品となりました。

医薬品とは違うサプリのEPA

サプリメントで言うEPAは、EPAを含む魚の油の事です。EPAのみを効率よく
摂取するという点においては医薬品には遠く及びません。

よねきち部長
よねきち部長

実際私が作った機能性表示食品の「海の恵オメガⅢ」に採用した魚の油はおよそ3%ほどがEPAでした。

実際の商品分析結果

この事からも分かるように、サプリメントはあくまで「補うもの」であり
それ単体で効果効能を期待できるものではありません。
しかし食生活に加える事で、確かにプラスに働いてくれるものです。

紛らわしいネット商品

ネット上では自社の商品を良く見せる為に紛らわしい表現を使い、購入に誘導しますが
これは「優良誤認」=商品を実際よりも良いものと狙って勘違いさせる事。もしくは
「有利誤認」=他の商品と比べて自社の方が優位に見せる事。
つまりルール違反です。そういった商品に騙されないようにする最も簡単な方法は
サプリメント=あくまで「補助するもの」と理解しておく事ではないでしょうか。

「これだけ飲めば痩せる!」←痩せません。
「これを飲むだけでお肌がキレイになる!」←なりません。
くどいようですが、正すべきは「食と生活習慣」です。

それを補うのがサプリメント!
サプリメントに「効果」はありません。(というか薬機法的に効果という言葉は使えない…)
しかし「意味」はあります。医薬品として認められているEPAの成分を少しでもとる事が
出来るんだから当然プラスですよね。これで意味ないのであればEPAどこ行っちゃったの?(引っ越した?)となってしまいますよね。

わざわざ魚にする理由

最後です!
わざわざ摂りづらい魚にしなくても…
オメガ3ならエゴマ油や亜麻仁油で良くないですか~~??

オメガ3の中でも種類がある

ここ大事ですが、エゴマ油や亜麻仁油のオメガ3はαリノレン酸で、魚の油はDHA EPAです。やっぱり深くまで研究がされてるこの成分って魅力的ですよね。

個人的意見バリバリ入りますが、やっぱり魚の油たっぷりのオメガ3の方が
植物性の油だけのオメガ3よりも体感あると思います。

よねきち部長
よねきち部長

ま、臭いんですけどね。笑

EPAは「ニオイ」が弱点?

これも問題点の1つですね。よく商品説明には「カプセルでコーティングしてあるので
ニオイが気にならない!」なんて書かれてますけど、「いやいや、胃の中で溶けたら結局口から臭うよね」と一人突っ込んでいます。いわゆる「戻り臭」ってやつですね。

ゲップしたら「んん?!今朝サバ定食でも食べたっけ??」っていうレベルのニオイがします。
そこでおススメするのであれば、胃で溶けずに腸で溶ける腸溶性のカプセルに包まれたものですね。
戻り臭がないし、酸に弱いDHA EPAが胃酸でやられずに腸まで届いたら良いですよね。

ヨネキチのDHA EPAは?

じゃあヨネキチのオメガ3サプリメントはどうなんだ?!
それは是非ご覧になってください。

  • DHA含有量が業界1というわけではありません。
  • 激安で売っているわけでもありません。
  • ただただ真面目に作っております。

魚の油にこだわって、腸まで届くカプセルを採用して
消費者庁に届出をした【機能性表示食品】であるというのがうちの商品です。

という事で今回はここまで!

よねきち健康学では日々の生活では中々学ぶ機会の少ない栄養素を分かりやすく
解説しています。(今回は宣伝みたいになってしまいましたが…)
youtubeでは動画で解説しているので、もっと楽に健康成分について
知っておきたい人はこちらもご覧くださいね!

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とても励みになるので記事の内容もグレードアップするので(多分。)

それではまたお会いしましょう。

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