\ 知りたい栄養成分がある方はコチラ /

栄養成分名でブログ記事を探す

DHAとは|避けては通れない関連ワード5つ|サプリ製造者が解説

dhaとはサプリの裏話

DHAとは

海獣
海獣

DHA EPAという言葉はよく聞くけど調べてみると専門用語が多すぎてよく分からない…

こういった疑問にお答えします。

この記事のテーマ

【DHAの学び方】DHAがどういう成分なのか
自然に理解できます
記事の信頼性
 記事の作者である私はサプリメントの製造者です。
 レシピの設計から販売まで全てやっています。
 他の業界から来たので、この業界の闇を感じる
 部分があり正しい情報の発信者になる事を
 決めました。
 サプリメント製造の為に得た専門知識を元に
 正直ベースで解説します。

DHAとは魚油に含まれる成分

DHAとは、正式には「ドコサヘキサエン酸」と呼びます。
主にアジやイワシなどの青魚に多く含まれます。
基本的に首から上に作用すると言われています。
熱や酸化に弱いので、焼き魚で食べると意外な事に効率よく摂取出来ない
一面があります。

という事で生で食べると効率よく摂取できるのですが
毎日お寿司食べるのは難しいですよね?
言ってしまえば中トロ食べまくっていればDHAは不足しません

DHAとEPAは別物

DHA「ドコサヘキサエン酸」は、EPA「エイコサペンタエン酸」と一緒に
説明される事が多いですが別物です。
何故一緒にされるかというと、DHA単体だけ抽出する事が難しいからです。

「DHAだけ摂るぞ♪」と思ってもだいたいEPAもついてきます。
青魚の油からDHAだけを取り出す事は困難なのです。

首から上のDHA

冒頭でも少し話しましたがDHAは基本的に「首から上」の為の成分と
思ってください。


脳や神経に存在する事が分かっていて、「DHAを食べると頭が良くなる!」
とか「目が良くなる!」と言われているのはこのためです。

驚いた事に【母乳】に含まれている事が分かっています。
脳を形成する重要な時期である乳幼児には必要な栄養素である事がここからも
分かります。

ここまで聞いて「あれ?」と思われた方もいると思います。

  • 中性脂肪を減らす
  • コレステロール値を下げる
  • メタボに向き合う

といった、健康診断の項目にあるようなリアルな悩みとは違う話が
続きますよね?


先に言っておきます。それらの悩みについて知りたいのであれば
DHAではなくEPAについて深く知る方が効率が良いです。
EPAについての説明はコチラから↓

【栄養成分教室】コレステロール と中性脂肪が引き起こす重大な病 痩せてても危険

この記事では、一緒にされがちなDHAとEPAの違いについても解説します。
気になる方はこのまま読み進めて下さいね。

DHAとEPAの違い

先程、DHA「は首から上に作用する」とお話ししましたが
EPAは「首から下に作用する」イメージです。

悪玉コレステロール(LDL)を減らす事で中性脂肪を低下させたり
血液をサラサラにするという事が報告されており、EPA純度が高いものは
血液をサラサラにするための【医薬品】として採用されています。

医薬品としてのEPA

しかし「EPA純度が100%近い」条件付きなので市販のサプリメントとは
別物と考えて下さい。


サプリメントに使用される魚の油にはEPAは多くて20%程しか含まれていません。
医薬品に採用されているから!とEPAサプリに全幅の信頼を寄せる人もいますが


濃度がかなり違うので、あくまでサプリメントは「補助」の役割と捉えて
基本的には普段からお魚を多く食べるように心がけて下さいね。
(EPAサプリ飲んでるから普段は魚食べなくていいやー!はNGです。)

DHAとオメガ3の違い

DHAはただでさえEPAと一緒にされるのに、「オメガ3」なんて言葉も出てきて
もうワケ分かんないですよね?笑
これも意外と知られてないのですが、厳密に言うと「DHA=オメガ3」ではありません。

オメガ3というのは油の種類の事を言っています。
不飽和脂肪酸(常温で固まらないサラサラの油)にはそれぞれ

  • オメガ3
  • オメガ6
  • オメガ9

に分かれます。
それぞれの違いについては下の記事、もしくはyoutube動画で分かりやすく説明しています↓

オメガ3とは DHA EPA オメガ3 オメガ6 オメガ9の違いと身体への影響
【製造者が解説】DHA EPA オメガ3 オメガ6 オメガ9の違いと身体への影響

そのオメガ3に分類されるのが
「α-リノレン酸」そして「DHA」「EPA」です。
エゴマ油や亜麻仁油など、植物性の油に含まれるα-リノレン酸に対し、
DHA EPAは基本的に青魚の油からしか摂れません。
(αリノレン酸が体内でDHA EPAに変換される事もありますが、
効率を考えるとDHA EPAをそのまま摂取する事が推奨されます。)

DHA EPAはなぜ中性脂肪を減らすのか

これに関しては、オメガ3に共通して言える事ですが
悪玉コレステロール(LDL)を減らして善玉コレステロール(HDL)を
増やしてくれるからです。

それぞれの役割

悪玉コレステロールとは分かりやすく言えば
「血管内を汚す者」
善玉コレステロールは
「血管内を掃除する者」です。

それぞれ役割はあってどちらも身体にとっては必要ですが
ここでは分かりやすくする為に敢えて大げさな表現も使っていきます。
善玉コレステロールと悪玉コレステロールに関しても
個別で説明していますので是非ご覧ください。

このようにDHA EPAは説明を始めると関連して専門用語がたくさん出てきますよね?
ただ中性脂肪の減らし方を調べたいだけなのに

  • コレステロール
  • オメガ3,6,9
  • 悪玉コレステロール
  • 善玉コレステロール
  • そもそも中性脂肪と内臓脂肪って何が違うの?

といった疑問に必ずぶつかります。

このブログでは、読者の皆さんが少しでも楽に理解していただけるように
ポイントを分けて部分的に解説しています。
更に分かりやすくするためにYouTube動画でも「栄養成分教室」という事で
発信していますのでそちらも見て是非健康知識を深めてくださいね。

youtubeで栄養成分教室を見る

おすすめの摂取方法

上でもお伝えしましたが、サプリメントだけでDHA EPA補おうとするのは
少し無理があります。
厚生労働省が推奨する1日当たりのDHA EPAを含む
n-3系脂肪酸(オメガ3)の摂取目標は成人男性の場合2.0g~2.4g
成人女性で1.6g~2.0gです。

サプリメントはだいたい300mg~500mgほどの摂取目安のものが多いので
(それ以上になると1日7粒も8粒も飲まなければいけなくなってしまう)

健康の基本は食事

基本的には食事から取り入れる意識をしましょう。
それでも不足しがちになるのがオメガ3なので、足りない部分をサプリで
補う。これが続けやすくおススメです。

※ここに注意してください

オメガ3系サプリメントの中には「DHA EPA含有精製魚油500mg!」
のような表記をしているものがありますが、これは「DHA EPAが500mg」
というわけではなく、DHA EPA「が含まれている油」が500mgと言っているので
騙されないようにして下さい。実際はDHA EPAは200mgしか入っていない。
なんて事がざらにあります。
信頼できるサプリメントは、しっかり分析センターで100g当たり何mgの
DHA EPAが含まれているか分析しているので、パッケージ裏にも明記されています。この分析は有料なので、コストを下げたい製造者や、実はあまり多く入っていない事が
バレたくない製造者は分析をせずに販売する事があります。

DHA EPAのサプリ選びに失敗したくない方は
弊社のサプリを含めてこの辺りがおススメです。基準は、消費者庁に届出された「機能性表示食品」である事。

私自身が資料を作成して届出を行ったのでよく分かりますが
しっかり分析結果を提示しないと受理してくれないので、機能性表示食品である時点で、信頼感があります。

宣伝のようになってしまいますが、良い方に誤解される事を狙った怪しいサプリメントを買われるくらいなら上記のサプリメントにしておいた方が
間違いがないです。理由は、しっかり根拠を消費者庁に届出してある、ルールに
則ったものだからです。

つまり、入っている成分に対して嘘がつけないという事です。

あくまで「補助」するもの

ただ、重ね重ねになりますが、サプリメントはあくまで食品で「補助」する
役割
です。これを飲んだからと言って血液サラサラになったり健康になったり
するものではなく、健康な生活習慣のお手伝いをするものですので
生活習慣の一部として気長に続けて下さい。

というわけで今回はここまでです。


なるべく全ての栄養成分を解説できるように頑張ってブログ書いていきますが
ピンポイントで気になる栄養成分やサプリがあれば
twitterから質問を受け付けていますのでお気軽にどうぞ。

コメント