YouTubeのチャンネル登録者数
YouTubeを始める上で最も意識するのは再生数とチャンネル登録者数の2つですよね?今回はチャンネル開設から1年が経ったという事で、ここまでの推移を公開しようと思います。
今回は実際にチャンネルアナリティクスのスクリーンショットを開示しながら実際の推移をお見せします。是非参考にして下さい。
最初の投稿
youtubeのチャンネル開設をして最初に投稿したのは2020年9月3日でした。ちなみに私のチャンネルは「よねきち健康学」という名前です。
私自身がサプリメントの製造者で、栄養素などの勉強をしていく内に
この複雑な内容を分かりやすくして発信出来ないかな…?
と思ったのが始まりでした。
皆さんの健康に少しでも役に立てるかなと思い、サプリメント製造の良い所も悪い所も正直ベースで発信しようと決めました。
YouTubeでの最初の投稿の内容はこちらです。
YouTubeの最初の投稿は割と数字が伸びやすいと言われています。
YouTube側も、この投稿者が質が良いものを発信するのか、ゴミみたいな動画を量産するのか把握できていないので、とりあえずそれなりの人に見てもらって、数字の良い人は良質な投稿者と見なしておススメに乗りやすく、数字の悪い人は質の低い動画を量産する人と見なし再生数は下がっていきます。
これが初投稿1日目のインプレッション数です。(再生数ではありません)
そして一週間後でどのくらい視聴されたかというと
1週間で96回の視聴回数となりました。
この動画で6人チャンネル登録してくれたことになりますが、これは知り合いに紹介したら登録してくれただけなので実質は0でしょう。この動画で言うと最初の2日はまずまず表示させてくれたようですが、3日目以降はガクッと視聴回数が落ちています。YouTube的にこの動画はあまりおススメに載せる価値はないと判断されたのでしょうか。
新チャンネルはじめました!
下の記事ではYouTube配信におけるジャンルの重要性を紹介しています。
クリック率と視聴維持率
YouTubeが良い動画かどうか判断する基準としてクリック率と視聴維持率が挙げられます。
せっかくおススメに表示させても、サムネイルやタイトルがつまらなくてクリックされない動画はYouTube的には表示させたくありません。
一方で、魅力的なタイトルとサムネイルでクリックしたはいいものの、実際動画の内容はサムネと全然違ったり質が低いと早めに離脱されますよね。これが視聴維持率です。
10分の動画を5分の時点で見るのを止めれば視聴維持率は50%となります。ちなみに50%という数字はかなり良い方です。
ちなみに最初の投稿の視聴維持率(1週間)はこんな感じでした。
まぁ、まずまずなんじゃないかなと思います。
ただ動画自体が短すぎて、40%以上も見てくれてるのに視聴時間は2分にも満たないという事で
これはこれであまり評価は高くないようです。YouTubeは視聴維持率も重視しますが、肝心の動画滞在時間もかなり重視するようです。
結局この動画はこの後伸びる事はなく、動画としては実質寿命を迎えました。
1年後の再生数はこうです。
はい。という事で最初の数日以降はほぼ誰にも見られていないというのが現実でした。
考えられる理由としては検索キーワードです。
この動画がある程度の成績を残せたとしても、そもそも検索されるような内容、つまり視聴者に求められているような内容でなければ表示のされようがないという事です。
この動画のタイトルは
【開発者が語る】良いサプリメントの見分け方。パッケージを見ればほとんど分かる?!です。
「良いサプリメント」「サプリメント 見分け方」こんな感じで検索する人がいなければこの動画にたどり着く事が無いのでこの数字は納得です。
検索キーワードを意識
3つ目の動画では検索結果を思いっきり意識してみました。
というか小賢しいテクニックを使いました。
それが、既に人気になっている動画に便乗したSEOです。
3本目の動画はこちらです。
この動画のタイトルは
「【製造者が解説】 サプリメント は効果がありません」です。
正直これでも検索ボリュームはほぼありません。
しかし、動画の概要欄(説明部分)とタグにこんな記載を加えました。
サプリメントは信じない
これは既に人気になっていた動画のタイトルです。
YouTubeで「サプリ」と入力すると予測変換で「サプリメントは信じない」というキーワードが出てきたりします。しかもインパクトがあるので気になってクリックされやすそうです。(私はクリックしました)
で、実際に表示されるのはこの動画です。
凄いインパクトですよね。
そして再生回数366万回という凄まじさです。
サプリメントというボリュームの少ないキーワードでありながらこれだけの再生回数を出している動画には関連付けた方が良いと思い「サプリメントは信じない」というワードを入れてみました。すると…
サプリメントは信じないと検索した際は、私の動画も1ページ目に表示されるようになりました。
これはサムネクリック率と視聴維持率がそれなりに高い動画で、しかも検索されるキーワードがしっかり入っていたからです
と、いう事でこの動画は私の中では大成功で、1年以上たった今でも少ないながら毎日再生されています。
ただし、こういったテクニックに頼るのは私が当初やりたかったことではないので、動画に直接関係ないキーワードを入れて視聴者を釣るような事はあまりしたくありませんでした。実際この動画は私のチャンネルでは最も再生回数が多いのですが(2021年10月時点)この動画からのチャンネル登録者数はそこまで多くありません。
視聴回数とチャンネル登録者数は別
この動画は3800回以上再生されましたが
チャンネル登録をしていただけたのは38人です。
動画を見て約1%の方たちにチャンネル登録ボタンを押して頂けたという事になります。
では私の1年間の動画の中で最もチャンネル登録を多くしてもらった動画は何かというとビタミンB3の動画です。(マニアック!!)それがコチラ
この動画は小細工は一切せずに、タイトルのまま、そのままビタミンB3とは何なのかを解説しただけの動画です。ビタミンB3はナイアシンの事なので、このナイアシン自体に若干の検索ボリュームがあった事で再生回数はそれなりに伸びてくれましたが、小細工無しでサムネやタイトルそのままの解説を出来た事がチャンネル登録に繋がったのかなと勝手に分析しております。
こんな顔のアップでよくクリックしてくれたな…笑
実際のチャンネル登録率がこちらです。
視聴回数2650回に対して
チャンネル登録者数は87なので
この動画を見た3%以上の人がチャンネル登録をしてくれたことになります。
成功を収めているユーチューバーの人たちからしたら大した数字ではないかもしれませんが私からしたらスマッシュヒットでした。この動画も今も再生され続けています。
視聴維持率も50%を超え、飽きずに見ていただけているようです。
インプレッションが伸びる時期
YouTubeでのインプレッション(表示回数)が伸びる時期は時間差があります。既にチャンネル登録者数が多いチャンネルやファンが多いチャンネルは投稿したらすぐに表示されますが、我々のような登録者もキーワードも少ないチャンネルは基本的に埋もれた所からのスタートになります。
上のビタミンB3の動画も、今は2600回以上再生されていますが、最初の60日はたったの47回でした。
正直この動画も日の目を見ずに寿命を迎えてしまうだろうな…と思っていましたが公開から80日辺りで急にインプレッションが伸び始めました。
動画の内容やタイトル、サムネイルは一切変えていませんのでYouTube側での様子見が終わり、この動画は悪い内容じゃないからたくさん表示させてあげようと判断して貰えたという事だと思います。
この事を踏まえて、まだ成長途上のチャンネルは動画がそれなりに再生されるようになるまでには動画投稿から2~3ヶ月くらいは普通にかかると覚悟しておいた方が良さそうですね。これはブログの記事にも言える事ですがGoogleのアナリティクスの上で動いている以上、Googleのチェック期間が必要になるのはYouTubeでも共通という事でしょう。
3ヶ月経っても伸びない動画
ビタミンB3の動画は割と評判が良い事が分かったので、その後の動画もテイストを合わせました。そのどれもが視聴維持率が50%前後で割と良い数字だったので、同じように3カ月ほどすれば再生回数が伸びるものと思っていましたが、残念ながらそのまま日の目を見ずに寿命を迎える動画が続出しました。
この動画は視聴維持率が57.9%もあり、見た人には満足していただけている事になります。しかしご覧の通り全く伸びず…170日経っても再生回数は101…これは日の目を見ずに終わってしまってケースですね。その後も割と伸びる動画と全く伸びない動画の投稿を繰り返し1年が経過しました。
1年間投稿してみて気づいた事
YouTubeを始めて1年間。投稿した動画の総数は約60本。色々と分析をしていると分かったのですが、視聴維持率がいくら良くても3か月後に伸びない動画には共通点がありました。それがクリック率です。これまで時間と共に自然と再生回数が増えた動画は少なくとも4%以上のクリック率がありましたが、内容は良くても伸びない動画のクリック率は軒並み2%台でした。
ここから考えられるのは、投稿から2~3か月の間はYouTube側での審査期間のようなもので、その間に視聴維持率、平均再生時間、クリック率この3つが一定以上であればインプレッション(表示回数)を増やしてあげるよ!というざっくりしたルールがあるのだろうと思います。※そもそもキーワードに検索ボリュームがあるのが前提
これらの内、どれかが低ければyoutubeがおススメしてくれる可能性はガクンと下がるのだと思います。
重要な3つの要素
動画の投稿に置いて抑えるべき要素は3つあるんだと実感しました。
それが、外見、中身、濃さです。
外見
いくら視聴維持率が良くても、クリック率が悪ければ、せっかく表示してもスルーされてしまう。視聴者がワクワクしてクリックしてくれない動画はYouTube的には減らしたいですよね。
中身
いくら外見が良くてクリックされても動画の内容が悪く直ぐに離脱されてしまったらYouTube的にマイナスですよね。せっかくクリックしてくれたならしばらくその場にとどまってもらえる動画でなければいけませんよね。
濃さ
外見が良いからクリックされました。中身も質が良く最後まで見れました。でも動画自体が40秒しかありませんでした。これは結局離脱されてるの同じような事ですよね。ある程度動画の尺がありながらも半分くらい見てもらえる動画の方がYouTube的にはありがたいという事でしょう。
1年間の登録者数
と、ここまで偉そうに解説してきましたが
肝心の私自身のチャンネル登録者数はどこまで増えたかというと500人です。収益化のボーダーラインにすら立てていません。
やはりYouTubeは甘くないなと。
現実を突きつけられた1年間だったなと振り返っています。
10時間以上かけて出来上がった動画の再生回数が50未満とかザラなのでメンタルやられて投稿を止めるのは当たり前だと思います。ただ私はしばらく続けると思います。僅かながら伸び始めている感覚がありますし、コメントをいただく機会も増えました。そのコメントの内容も中々マニアックなもので、健康に悩みがある人に直接アドバイスを出来るいい機会が得られつつあるので私にとっては嬉しい限りです。
この人は信頼できると思ってもらう事が私がYouTubeを始めた目的です。
信頼できるからこの人が勧める商品を買ってみようと思ってもらえるのがゴールです。
正直言って利益は出さなければいけないのでそこがゴールになります。登録者が増えてチャンネルが成長すれば自社商品のPR動画も出す事になると思います。そんなこんなで現在のYouTubeの状況を包み隠さず紹介させていただきました。
チャンネル登録していただいている方や、ヨネキチのお客様にはYouTubeを始めた目的を伝えられるいい機会になればと思います。
また、ジャンルは違えどYouTube投稿者で悩んでいる人たちにとっても参考になれば幸いです。
という事で今回はここまで!
Twitterもフォローしてね♪
コメント