リポソームビタミンC
抗酸化作用で美容関連商品としても定番のビタミンCですが近年リポソームビタミンCという名前をよく見るようになりました。
今回はリポソームとは何なのか、ビタミンCがリポソーム化するとどのようなメリットがあるかを紹介します。
ビタミンCの特性
先に挙げた美容効果のほかにもビタミンCは健康の源として重宝していますよね?
風邪っぽい
ビタミンC摂りな!
ニキビが出来た
ビタミンC摂りな!
免疫力が下がってきた気がする
ビタミンC摂りな!
もはやお医者さんに行ってもビタミンCを処方されるほど健康とは切っても切り離せないのがビタミンCです。ミカンやキウイが身体に良いとされる最大の理由がビタミンCと言っても過言ではないでしょう。
ビタミンCの弱点
万能の成分のようにも聞こえるビタミンCですが弱点もあります。それは吸収率の悪さ。
ビタミンC関連の商品は世の中に溢れていますが、そのほとんどは吸収されづらく身体はスルーして尿として体外に排出してしまいます。
科学的に抽出して作られたビタミン剤よりも、キウイなどの果物から摂取するビタミンCは吸収率が良いとされます。ビタミンCは水溶性のビタミンで身体がスルーしやすいという事実があります。
リポソームビタミンCのメリット
ここでリポソーム化されたビタミンCのメリットが明らかになります。身体には良いけど吸収されづらいのは分かっていただけたと思います。
それでは吸収されやすいビタミンCってめちゃめちゃ魅力的でメリットがあると思いませんか?ということで値段は高いけど人気が出ているのがリポソームビタミンCなんです。
このリポソーム化されたビタミンCは結論から言ってしまうと「吸収されやすいビタミンC」という事です。
リポソームとは
そもそもリポソームとは何なのでしょうか。リポソーム(Lipo-Some)とは、ギリシャ語で直訳すると脂質の体です。Lipoは脂質、Someは体を意味します。Body(身体)とはまた違うニュアンスで「~体」みたいな表現をする際に使われます。
という事でリポソーム化というのは脂質の層で包まれる事を意味します。
ビタミンCが脂質の層に包まれることで身体の深部まで届いてくれるようなイメージで良いと思います。
サプリメントでもよく「腸まで届く」といった表現がありますがその方法はいくつかあります。それの内の一つのような認識でいいのではないでしょうか。
例えば…
腸まで届く乳酸菌
胞子に包まれているので胃酸で溶けづらい
腸まで届くカプセル
植物性コーティングされているので胃酸で溶けづらい
リポソーム化ビタミンC
脂質で包まれているので胃酸で溶けづらい
厳密に言えば語弊があるかもしれませんがざっくり理解するなこんな感じです。
リポソーム化とナノ化の違い
吸収の良さに着目すると話題に上がるのがナノ化した成分です。身体が成分を吸収するのは基本的には小腸ですが、物質が大きいと吸収できません。
すごく小さいと吸収しやすいです。という事ですごく小さいナノ化された物質は吸収しやすいという単純な理屈です。
小さいものって吸収しやすいんです。はい。
ではどちらの方が身体には良いのかというとそれは分かりません。
ただ、リポソーム化と認められるのは臨床試験をして実際に効果が見られる事が確認されていないといけないので、ナノ化より信憑性が高いとも言われています。
ナノ化した物質は「細かいのは分かった。では効果のほどは?」と問われると吸収率のデータはなかったりします。
小さければナノ化をうたえるのに対して、脂質に包まれただけではリポソーム化をうたえないところを見ると、より信頼できるのがリポソームと言われているのもある意味納得です。
という事で今回はここまで!
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